Canvaでオリジナルの画像を生成してデザインに使いたいけどどうすればいいの?
そんな悩みにお答えします。
この記事を読んででわかる事
- Canvaでのは3つの画像生成方法それぞれの使い方を解説
- 美しい女性を作る方法
- 思い通りの画像を生成するコツ
- 無料でどこまでできるの?
- 生成した画像の著作権は?
Canvaの画像生成とは?
Canvaは誰でも無料でデザインを作成できるオンラインデザインツールです。
Canvaの登録がまだの方は下記の記事「無料デザインアプリCanavaの使い方5つのポイント」も読んでみてください。
AI画像生成は、近年注目されている技術の一つで、デジタルデザインの世界に革命をもたらしています。この技術は、人工知能(AI)を利用して、ユーザーの入力に基づいた画像を自動的に生成するものです
AIは、色、形、パターンなどのデザイン要素を分析し、それらを組み合わせて新しい画像を創出します。従来の手作業によるデザインよりも高速で、クオリティの高い画像を生成する事ができます。
AI画像生成の主な魅力は、そのスピードと効率性にあります。従来のデザインプロセスでは時間がかかったり、特定の技術的なスキルが必要だった作業が、AIによって短時間で、かつ容易に行えるようになります。
CanvaにもAIによる画像生成が可能で、簡単に画像を生成することができます。
Canvaの画像生成でできる事
- 他にないオリジナルの画像を数秒で生成できる。
- アイデアを視覚化して、繰り返しテストや実験を行うことができる。
- 自分らしさを表現し、素早くよりクリエイティブに表現する事ができる
Canvaでの画像生成方法は3つ
- マジック生成(Text to Image)
- DALL·E(OpenAI)
- Imagen(Google Cloud)
番外編:美女を生成する方法 (有料)
この3つの方法は全て同じ方法でAIに指示をしていきます。日本語でも支持は可能ですが英語の方がより精度が高くなるためできるだけ英語で指示を出します。
英語での方法はChatGPTを使って制作したい画像の詳細を伝えて「〜英語でプロンプトを作成してください」と言えば最適に作成してくれます。
3つそれぞれの生成方法を解説します。
Canva登録がまだの方は「無料デザインアプリCanavaの使い方5つのポイント」を読んでみてください。
マジック生成(Text to Image)の使用方法
生成したい画像のサイズを決めます。(今回はInstagram投稿サイズの正方形)
左のメニューから
アプリ→マジック生成を選択
入力する部分に生成したい画像の内容を入れます。マジック生成はスタイルを前もって選ぶ事ができます。
今回がサイバーな女の子をイメージして「pastel pink white hair, beautiful face girl, background white, cyber punk,」と入力して生成してみました。
思ったよりいい感じになってます。
同じプロンプトでそれぞれのスタイルでも生成してみました。
どうでしょうか?テイストが全然違う感じが面白いですね。
DALL·Eを使用
DALL-EはchatGPTでもお馴染みのOpenAIの画像生成ソフトです。
こちらも同様にサイズを決めたら
アプリ→DALL-Eを選択
入力スペースにプロンプトを入力します。今回は下にある例題を流用してしば犬の絵をマティス風に描いてみてもらいました。
「An oil painting by Matisse of white shibainu.」としました。
なんとも雰囲気のある可愛い柴犬ができました。
Imagen(Google Cloud)
Imagenは、現在Googleが開発中の画像生成 AIです。
こちらも同様にサイズを決めたら
アプリ→Imagenを選択
プロンプトを入力します。
今回マジック生成と同じプロンプトを入力してみました。
なんか3Dっぽいイメージが出来上がりました。パステルカラーのイメージがだいぶ違いますが、それぞれに特徴があって面白いですね。
美女を生成する方法 Mojo AI(有料)
Mojo AIは美女を生成できるaiです。アジア人のスタイルを選択できるので他のAIよりもクオリティが高い人物を生成する事ができます。
他と同じく生成するサイズを決めます。
アプリ→Mojo AIを選択
プロンプトに入力します。今回は「white shirts, black long hair, white background, beautiful girl」と入力し、
スタイルのASIAを選択して生成しました。
するとこんな感じで白いシャツを着た美人の女性が生成されました。
そのほかにもサイバーパンクなアニメを生成してみました。入力したプロンプトは「cyber punk, white background, beautiful girl」
これもなんともクオリティが高いイラストができました。
このMojo AIはイラストをいれたQRコードも生成できるみたいで色々なシーンに使えそうです。
Mojo AI 初回登録時、75クレジットが付与されます。一度試しに使用してみるのもいいかと思います。
思い通りの画像を生成するコツ
CanvaのAI機能は、便利ながらも強力なデザインツールです。
しかし、AIを最大限に活用して理想の画像を生成するためには、いくつかのコツをつかむ事が重要です。CanvaのAI機能を使いこなすための主要なコツを紹介します。
- 最終の形を具体的にイメージする
- 具体的なキーワードを使用する(技法の名前)
- 複数のキーワードを組み合わせる
- フィードバックを繰り返す
最終の形を具体的にイメージする
どのような画像を生成したいか、目的をはっきりさせましょう。
プロジェクトの目的やメッセージを事前に書き出しておくのもいいかと思います
具体的なキーワードを使用する(技法の名前)
キーワードはAIに対する明確な指示となります。漠然としたキーワードでは、望む結果を得ることが難しいため、具体的で明確なキーワードを選ぶことが重要です。
キーワードを選ぶ際には、画像のテーマやスタイルを考慮しましょう。
例えば、「ビーチの夕日」は一般的なテーマである一方で、「ミニマリスティックなビーチの夕日イラスト」はより具体的なスタイルを指定しています。
画像に求める感情や雰囲気を反映させるキーワードを選びます。
例えば、「明るい」「穏やかな」「ダイナミックな」などの形容詞を加えることで、画像の感情的なトーンを細かく指定できます。
具体的な事例:
マーケティングキャンペーン用の画像
- 目的: 自然派コスメブランドのマーケティングキャンペーン用画像
- 一般的なキーワード: 「化粧品」
- 具体的なキーワード: 「オーガニック」「スキンケア」「環境に優しい」「パステルカラー」
- 結果: 一般的なキーワードでは通常の化粧品の画像が生成されますが、具体的なキーワードを使うことで、ブランドのイメージに合ったオーガニックで環境に優しい雰囲気の画像が生成されます。
レストランのメニュー用画像
- 目的: イタリアンレストランのメニュー表の装飾画像
- 一般的なキーワード: 「食事」
- 具体的なキーワード: 「イタリアン料理」「ラスタカラー」「モダン」「エレガント」
- 結果: 「食事」と入力すると一般的な食事の画像が得られますが、具体的なキーワードを使うと、イタリアンレストランの洗練された雰囲気に合ったエレガントな画像が生成されます。
複数のキーワードを組み合わせる
複数のキーワードを組み合わせることで、より詳細かつ具体的な画像を生成することができます。例えば、「都市」「夜景」「ネオンライト」の組み合わせは、特定の雰囲気を持つ都市の夜景を描写するのに適しています。
選んだキーワードが、生成したい画像の目的やコンテキストと関連しているかを常に確認します。関連性のないキーワードは、結果として不適切な画像を生み出す可能性があります。
最適なキーワードの組み合わせを見つけるには、実験が必要です。異なるキーワードを試し、その結果を見て、必要に応じて調整しましょう。
フィードバックを繰り返す
AIツールは使用するたびに学習し、改善されます。ユーザーからのフィードバックは、この学習プロセスの重要な部分です。
たとえ最初の試みが完璧でなくても、繰り返しのプロセスとフィードバックを通じて、徐々に望む結果に近づいていきます。
フィードバックと反復のプロセス(例)
例: 学校のクラスのプロジェクトで「海の生き物」についてのポスターを作ることにしました。目標は、カラフルで楽しく、海の生き物がたくさん描かれたポスターです。
Canva(マジック生成)で「海の生き物」と入力して画像を生成しますが、出てきた画像はあまりカラフルではなく、あまり楽しげではありません。
ここで「もっとカラフルで、楽しそうな海の生き物がいる画像がいいな」と考えます。そこで、キーワードを「カラフルな海の生き物」に変更してみます。
新しいキーワードで再度画像を生成すると、前回よりカラフルで楽しげな海の生き物が描かれた画像が出てきます。でも、もう少し明るい色が欲しいと思いました。
さらに「明るく楽しいカラフルな海の生き物」というキーワードを試してみます。すると、まさに望んでいたような明るく楽しい画像が出てきます。
何度かの試みとキーワードの調整を経て、ついにクラスのプロジェクトにぴったりのポスター画像を生成することができました。
このステップの様にフィードバックを繰り返して行けばより理想に近いの画像が生成する事ができます。
無料でできる範囲は?
Canvaで画像生成できる回数
●無料プランのの場合
Magic Mediaを50回利用、DALL·EとImagenをそれぞれ3回利用まで利用する事ができます。
●有料プラン(anva Pro、Canva for Teams、Canva for NPO、Canva for Education)の場合は
Magic Mediaを500回、DALL·EとImagenをそれぞれ25回利用できます。
※この制限はユーザーごとのもので、月の最終日の協定世界時(UTC)午前0時に更新されます。
生成した画像の著作権は?
現在ではAIで生成した画像や文章に著作権はありません。(2023年12月)。しかし、実際にある漫画のキャラクターを生成したりする事は著作権違反になりますので注意が必要です。
Canvaで生成された画像の著作権に対しての公式のコメントはこちらです。
Canva引用
- 現在、CanvaはMagic Media、DALL·E、Google CloudのImagenで作成された画像の著作権を主張しません。
- お客様とCanvaの間では、お客様がMagic Media、DALL·E、Google CloudのImagenで作成した画像の所有権はお客様にあり、これはお客様が当社の利用規約に従うことを条件としています。ただし、これは、お客様が画像の著作権所有者であることや、画像に対して排他的な権利を持っていることを意味するものではありません。
現在Canvaで生成された画像については著作権はなく、商用利用も可能です。(2023年12月現在)
AIに対する法整備はまだまだこれからなので、変更になる可能性はありますが、現時点では大丈夫です。
詳しい商用利用の有無は下記の記事「無料デザインアプリCanavaの使い方5つのポイント」も読んでみてください。
まとめ
CanvaとAIを利用することで、誰でも簡単に高品質な画像を生成できます。
目的の設定、適切なキーワードの選定、そして継続的なフィードバックと反復によって、効率的かつ効果的になります。この方法を身につければ、初心者でもCanvaを使って、プロフェッショナルレベルのデザインを実現できるようになります。
是非色々が画像生成を試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます!